メッセージ
この度は、数ある住宅会社・工務店の中から当社のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
『小さい頃からものづくりが大好きでした』
私は5人家族で、3人姉弟の長男として育ちました。両親は傘の製造工場を営んでおり、実家は作業場と併設した住宅でした。そのため、小さいころから日常的に作業場で過ごすことが多く、ものづくりの現場を間近で見て育ちました。職人として手を動かし、一つひとつの傘を丁寧に仕上げていく両親の姿は、私の価値観や仕事に対する姿勢に大きな影響を与えています。
傘職人だった父の影響もあってか、ものづくりが大好きで、作業場ではよく何かを分解したり組み立てたりして遊んでいました。そのおかげで、手先は器用なほうだったと思います。
『大工をめざす』
高校時代は音楽に強い情熱を持ち、バンド活動に没頭していました。その結果、大学進学には至らず、まずは社会経験を積もうと就職しました。しかし、自分の適性や将来の方向性について十分に考えないまま選んだ仕事だったこともあり、1年も経たずに退職することとなりました。
その後、地元の工務店に就職し、設計業務や現場監督としての仕事に携わっていましたが、次第に大工への憧れが強くなり、大工の道を志すことを決意しました。
『大工として独立、工務店創業』
大工の見習いとして親方のもとで、墨付け・刻みから真壁の和室の造作に至るまで、幅広い技術を学びました。やがて現場を一人で任されるまでに成長しましたが、ちょうどその頃、親方が請けていた元請け会社が倒産し、自分自身で仕事を探さなければならない状況に直面しました。
大工として仕事を探していた中で、当時お付き合いしていた現在の妻との結婚を機に「山下工務店」を創業。元請けとしての業務もスタートさせました。また、大工としての夢だった「自分の家を自分で建てる」という目標も実現しました。
『理想的な家づくりとは』
私がマイホームを建ててから20年が経ちました。当時は、確認申請において省エネ適合判定や構造計算の義務がなく、住宅性能よりもコストが優先されがちな時代でした。その結果、私の自宅も、わずか20年しか経っていないにも関わらず、今の基準から見ると古い仕様の住宅となってしまいました。
住宅建築のプロとして関わってきた私にとっては、少々恥ずかしく感じる現実です。しかし、この経験を通して強く感じたのは、これからマイホームを建てるお客様には、「今」だけでなく「将来」を見据えた住まいづくりのご提案をすることが私の使命だということです。
『注文住宅 SnugStyle スタート』
建築の世界に携わって30年以上----
これまで培ってきた経験と知識をもとに、私は家づくりの在り方をもう一度見つめ直しました。
今の時代、デザインが良いだけでも、性能が高いだけでも、コストが安いだけでも足りません。
総合的なバランスの中で、高い耐震性、快適な断熱・気密性能、そして未来を見据えた価値を提供すること。
それこそが本当にお客様に喜んでいただける「理想の家づくり」だと考えました。
また、地域に根ざし、社会に貢献し、持続可能な暮らしを支えることも、私たちの大切な使命です。
小さな工務店だからこそできる、丁寧で誠実な家づくりを----
そんな想いを込めて、私たちは『真面目な家づくり』に取り組んでいます。
Snug : ぴったりした、心地よい、こじんまりとした、居心地の良い
Style : スタイル、様式、デザイン
SnugStyle : 無駄を省き、機能性と快適性を両立した空間づくりと考えております。
『家づくりに対する想い』
家とは、人が雨風をしのぎ、外敵から身を守り、健康に暮らすために生み出された空間です。
その起源は、人類が洞窟に住んでいた時代にまでさかのぼります。人は進化の過程で、木を使い囲いを作りながら「家」を発展させてきました。
現代の日本では、度重なる地震被害の経験をもとに、世界に誇る高度な耐震技術が確立され、安全性の高い住宅が次々と生み出されています。さらに、エネルギー問題を背景に省エネ技術も飛躍的に進化し、多くの人が憧れる先進的なモダンデザインと融合しています。
これらすべてが揃い、日本の住宅は世界でも類を見ない高い水準に到達しています。
私たちは、こうした最先端の技術と知識を結集し、一棟一棟を丁寧に、安心できる『家』として形にしていきます。
お客様一人ひとりの理想や夢に寄り添いながら、健康で安全な暮らしの実現を全力でお手伝いいたします。
代表取締役 山下貴生